Plan Begin 3 Ending ザンジバル 結局ザンジバル提督の最後のあがきも及ばず、この海戦は幕を閉じた。 この海戦の結果を終了直後に評価した米軍側の資料が見つかっているので以下に 引用する。 米軍の損害: Clark 損失(3点) Zellars 損失(2点) L.K.Swenson 大破(1.5点) 船体-3 艦首主砲破損 Hawaii 中破(1.5点) 船体-3 MFC,艦首主砲破損 左舷副砲全滅 Baltimore 中破(1.5点) 船体-3 速力2低下 第三主砲破損 Cleveland 中破(0.5点) 船体-1 艦首主砲破損 左舷副砲全滅 舵左 ------------------------------------------------------------- 計10点 米軍の戦果: 生駒型巡戦 小破(1.5点) 船体-3 速力1低下 副砲左1右3破損 不明1 鈴谷型重巡 小破(1.5点) 船体-3 MFC 艦首及び艦尾主砲破損 副砲左2右2破損 浪速型軽巡 中破(2点) 船体-4 MFC 艦首及び艦尾主砲破損 副砲左1右1破損 不明1 秋月型駆逐艦小破(0点) 艦首及び艦尾主砲破損 不明1 ------------------------------------------------------------- 計5点 米軍の戦果に関しては多少の疑問は有るが、例え少々の誤差が有ってもクリーブラ ンドが旋回しつづけ、二駆逐艦を撃沈された点でこの海戦は米軍の敗北に終わった という点は変わらないだろう。 Plan End Comment Begin *** ザンジバル 司令からのコメント *** 以下“超甲巡かく斗えり”(ミル著、腹書房刊)より抜粋。====================== …クリーブランドを牽引して帰港した時はすでに昼過ぎだった。とんだ新年になっ たものだと思った。 クリーブランド上には二駆逐艦の生存者が鈴なりになっていた。意外に死傷者は少 なく、各艦の士官レベルでの死傷者はまったくなかった。ほとんどの死傷者は砲塔 の要員だった。特に副砲は悲惨なものだった。 ほとんどの艦の修理は現地で行なった。ただしクリーブランドだけは後方に送られ、 大修理と主砲塔の交換、各部装甲の強化を行ない重巡となったのはご承知の通りだ。 ザンジバル提督は更迭され、私はその消息をしらない。 これがハワイと私の初陣の顛末であった。一応の修理を終えたハワイに次の戦いの 機会が訪れたのは43年の三月、哨戒中に出会った相手は意外にも… ========================================================================== Comment End