[はじめに] このファイルを読んでおられる貴方は,わずかであったとしても興味があったために 読んでおられるのだろうと思います.そのわずかな興味でもかまいません.このファ イルの後の方に書いてある内容や他のファイルにある内容を見て,少しでも面白そう だなと思ったらぜひ参加希望の手続きをしてください.何人かで声をかけあって,同 時参加というのもいいでしょう.初心者であっても,全く経験がなかったとしても大 歓迎です.だれもが皆,最初は初心者だったのですから,ものは試しで参加してみて ください. 最も短いシナリオはわずか5ターン.プレイ前の作戦会議,プレイ後の集計を除けば メール10往復で終了します.( ROYAL NAVY のシナリオを使用する場合には,わず か4ターン,メール8往復で終了するものもあります.) 最初は思ったように巧くはいかないかもしれませんが,すぐに慣れます.(^_^) 一度 参加してみてうまくプレイできなかったとしても,それで止めてしまわずに,ぜひ再 チャレンジしてみてください.二度めはずっと巧くプレイできるようになっているで しょう.そしてシミュレーションゲームの楽しさを味わっていただくことができれば, 非常に嬉しく思います. IRON BOTTOM SOUND play by e-mail 司会者 : 永井 秀利 (九工大 知能情報) nagai@ai.kyutech.ac.jp [IRONBOTTOM SOUND] IRON BOTTOM SOUND は第二次世界大戦のころの夜間水上戦をテーマとしたシミュレー ションゲームです.主題は1942年のガダルカナル島周辺で起った戦いを扱うもの ですが,仮想シナリオとして‘実際に起り得た’戦いを扱う1928年シナリオも含 んでいます. ガダルカナル島をめぐる戦いは艦対艦の戦いの連続で,多くの艦艇が沈んでいったた めに,ガダルカナル島沖の海峡に‘鉄底海峡(IRON BOTTOM SOUND)’と名付けられた ほどでした.このゲームの名前もここからきています. このゲームは Quarterdeck 社で作られ,優れたシミュレーションゲームに対して贈ら れるチャールズ=ロバーツ賞を1982年度に授賞したものです.日本国内では以前, Hobby Japan 社によってライセンス生産されていましたが,残念ながら,今ではどう も絶版となっているようです.また,Quarterdeck 社自体も既に倒産してしまってい るようです. 戦術級海戦ゲームの醍醐味を非常によく味わうことができるこのゲームがこのまま消 えてしまうのは非常に淋しいと思ったことや,他の人にも戦術級海戦ゲームの醍醐味 を味わって欲しいと思ったことが e-mail プレイを始めるきっかけとなりました. e-mail プレイでは司会(処理システム)を立てることで情報量を制限してあります. この制限は十分に現実的なものであり,夜間水上戦の雰囲気をよりよく楽しむことが できると思っています. [参加手順] 参加〜ゲーム開始の手順は以下に従ってください. 1.まずファイルリストを見て,必要なファイルが揃っているかどうかを確認した後,   プレイ手順が書かれたファイルとルールが書かれたファイルの二つに目を通して   ください.   既にこのゲームの経験がある方も必ず目を通しておいてください.再確認の意味   だけでなく,この e-mail プレイでの拡張ルールも書かれています.オリジナル   ルールにおいて曖昧でありながら,書かれていない部分はその処理を司会者(処   理システム)におまかせください.何か質問がありましたら,e-mail にて問い合   せてください.以前になされた質問の一部は Q_and_A というファイルにあります. 2.シナリオを確認して,どのシナリオをどちらの軍でやりたいかについて,優先順   位を決めてください.参加メンバーの都合もありますから,場合によってはかな   り低い優先順位のものが選択される可能性があることをご了承ください.シナリ   オは Scenario で始る名前のファイル群です. 3.参加申し込みの e-mail を司会者に送ってください.   Subject は [IBS] Registration とでもしてください.   受け付けた場合には受信のリプライを送ります.送付後3日が過ぎてもリプライ   がない場合には,司会者が返答不能,あるいは e-mail がどこかで紛失した可能   性があります.そのような場合には参加申し込みを再送してください.   記述する内容はプレイ手順ガイドに書いてありますが,こちらにも念のため掲載   しておきます.   a.本名   b.e-mail アドレス      メールの正当性検査に使用するため,プレイに用いるアドレス1つを正確      に記載すること.   c.プレイヤー名      通信制限を確実にするため,プレイ中はプレイヤーの本名は秘密とする.      プレイヤー名がプレイ中において本名の代りに用いられる.      日本側,連合国側,それぞれの場合での名前を記入すること.      プレイ終了後に誰がどの担当だったかを参加者へ公開するものとするが,      その際,本名や e-mail アドレスを知られたくない場合,その旨を記載す      ること.   d.いつまでにゲームを開始したいか      申込み後,すぐにゲームを開始できるのが理想であるが,一人ではプレイ      ができない.他の参加希望者を待つ必要がある.そのため,いつまでなら      待つことができるかを記入する.人数が集らなければ1対1でもいいのか,      ぜひ多対多でやりたいのかも記入する.      fj にポストできるのであれば,参加申し込みと同時に fj にも「〜までに      始めたいけど,一緒にやってもらえる人はいませんか」とポストするのも      良い考えであろう.      ※ この場合,どこの誰が参加しているのかを知られることになるが,実        際にどこを担当するかは1対1でない限り不明となるため,問題はな        い.      都合によりポストできない,あるいは参加希望を知られたくない場合は,      その旨を記入すること.その場合には司会者から適当な形式でポストする      こともできる.      ※ 司会者の負担を少しでも軽減するためにも,できるだけ自分でポスト        することが望ましい.   e.どのくらいのペースで計画を送ることができるか      処理結果の e-mail を読んで,次の計画を送るペースは人様々であるため,      返送が早い人をあまり待たせないよう,グループの調整に使用する.      ※ ただし,調整するほど参加者がいる場合の話である.   f.シナリオ希望優先順位      プレイしたいシナリオの優先順位を記入する.ただし,参加者全員の希望      のバランスをとるため,希望通りのシナリオをプレイできるかは保証しな      い.ここに記載していないシナリオとなる可能性もある.      ※ あまり望ましいことではないが,どうしてもプレイしたくないシナリ        オがある場合は記載すること.ただしこの場合,同グループではプレ        イできない可能性も生じる.      g.自己紹介      シミュレーションゲームの経験度などの自己紹介を記入する.この自己紹      介内容がそのまま他の味方プレイヤーへ伝えられるため,自己紹介にプレ      イヤー名を含む場合,陣営ごとに別々の自己紹介を記載することが望まし      い.    h.その他       その他,司会者へ伝えておかねばならないこと等があれば記入する.観       戦者の存在は,参加者の増加のためにもデフォルトで可とするが,どう       してもいやだという場合はその旨を明記すること. 4.ゲーム開始が決定しましたら,司会者から決定内容の e-mail が届きます.   e-mail にはプレイするシナリオ,担当軍,味方プレイヤーの自己紹介が記載され   ているはずです.これも数日以内にリプライがない場合には e-mail 紛失とみな   して再送することになると思います. 5.味方プレイヤーの自己紹介を読んで,艦隊の指揮権を誰に委ねればいいかについ   て優先順位を決めて,司会者に送ってください.参加者の皆さんから送られた優   先順位に基づき,艦隊総司令官,次席指揮官を決定します.これも数日以内にリ   プライがない場合には再送してください. 6.艦隊総司令官,次席指揮官の決定内容が届きます.   e-mail を受け取ったならば,その旨をリプライしてください. 7.以後,作戦会議,プレイ開始と続いて行きます.プレイ手順ガイドを参照してく   ださい. [おわりに] 最後に司会者からのお願いが少々. 1つには,何かの事情で連絡が途絶えそうな時は,他の参加者に迷惑をかけることに なりますから,できるだけ早く連絡してください.急な場合でも,可能なら誰かに代 理でその旨を連絡してもらうようにしてください.途中で参加不可能になる場合もあ るかもしれません.その場合もできるだけ早く連絡をして,可能なら代理参加者の手 配もお願いします.もし代理がいる場合は引き継ぎは司会者を経由してください.そ の代理人が実は別の参加者だったなんてこともあるかもしれません.(^_^) もう1つには,初心者への思いやりをわすれないでいてください.初心者がプレイす る場合,色々なミスをすることもあるでしょう.そんな場合でもあまりなじるような ことはしないでください.そして可能なら後からどこがなぜいけなかったのか,どう した方がよかったのかをぜひアドバイスしてあげてください.これによって初心者に シミュレーションゲームの楽しさを知ってもらえれば,それはプレイヤー人口の増加 につながり,ひいては自分の利益にもなるのですから. では,一緒に楽しみましょう.(^_^) 永井 秀利 (九工大 知能情報) nagai@ai.kyutech.ac.jp