Plan begin 01 Plan ウイリス・A・リー どうも、今回の第1テストグループの首謀者、ウイリス・A・リーです。 #ちなみに、史実のリー少将のフルネームは、Willis Augustus Lee です。 史実同様、第6戦艦戦隊と臨時編入の駆逐艦4隻からなる第63任務部隊を率い、 ガダルカナル沖にて哨戒中です。 #本来、第6戦艦戦隊は、BB-55 North Carolina と BB-56 Washington の同型艦 #2隻の編成なのですが、42年9月15日、伊19潜による CV-7 Wasp 雷撃時に、流れ #弾となった95式533mm酸素魚雷1発を被弾、修理中です。代わりに、BB-57 South #Dakota が臨時に編入されましたが、既に十分部隊としての訓練を積んでいます。 詳しい分析は第4グループのログがあるので、それを見てもらいたいという気が しますが、自分での再確認のために、改めて記述してみたいと思います。 まずは戦力分析です。 <隻数> IJN USN BB/BC 1 2 CA 2 0 CL 2 0 DD 9 4 -------------------- Total 14 6 <片舷火力> 砲撃力 IJN USN BB/BC 52+ 7 216+24 CA 48+12 --- CL 14+ 2 --- DD 67 22 -------------------- Total 202 262 雷撃力 IJN USN BB/BC --- --- CA 6+ 2 --- CL 2+ 2 --- DD 17+17 4 -------------------- Total 25+25 4 <勝利得点> IJN USN BB/BC 30 70 CA 29 -- CL 10 -- DD 27 8 -------------------- Total 96 78 +Special 6 -- 見ての通り、戦力となるのは事実上戦艦だけの米軍と、雷撃力に大きく依存した 日本軍の姿が容易に想像できると思います。しかし、今回は、史実再現ルールが加 わった事により、余りにも準備が不徹底だった日本側の様子が多少なりとも再現さ れ、様相が変化する事が想像されます。それの実証を兼ねているのが本グループの プレイでもあるわけです。 #逆に言えば、日本側が応戦態勢を整えて会敵したら、元の Scenario 03の状況が #それに近い、とも言えるわけです。 ただ、日本側も手をこまねいて見ているわけではないので、第4グループのよう な一方的大惨敗を喫しないとも限りません。 #逆に言えば、そういうゲームの駆け引きの面白さが強調出来れば、と思っている。 あと、史実ルールの導入による変化をまとめてみました。 1.日本側の砲撃力の相対的な低下 これはどう考えても明らかです。日本側は、飛行場砲撃のために、三式弾や零式 弾などの、いわゆる榴弾を中心に装填していて、対戦艦用の九一式徹甲弾を装填し ていませんでした。これは、航空偵察で米側を巡洋艦主力と誤認したために生じた 事実なのですが、これにより、主砲による装甲の貫通が一切期待できない事になっ てしまいます(砲弾の転換は、航空機の雷爆転換と同様に、簡単にはできません)。 従って、日本側の主力部隊の指揮官は、戦艦2隻に対しては、火災発生や、非装甲 部分への命中による損害などによるダメージの蓄積を狙うしかなくなります。その ため、下手をすれば、ゲーム終盤まで我が方の主砲による大火力の猛威にさらされ ることとなります。ただし、駆逐艦に対しては元通りなので、早々にこれが全滅さ せられる危険はやはり大きいでしょう。 2.日本側の雷撃力の相対的な低下 史実では、砲撃同様に、戦艦との会敵を想像していなかったため、巡洋艦や駆逐 艦用に、深度を浅めに調定した魚雷しか用意していませんでした。また、戦艦への 雷撃経験が無いために、信管の調整は、艦首波の圧力を考慮に入れておらず、不発 魚雷を嫌って過敏気味になされてました。結果として、これが戦艦への魚雷が全て (10本以上)自爆する、というとんでもない結果となって跳ね返ってきたのです。 ゲームですから、ここまでの再現は求めませんが、結果として、多少なりとも日本 側の魚雷の脅威は薄れたわけです。ただし、いくら命中率半分とはいえ、至近距離 から雷撃されれば、命中する確率はやっぱり高いわけで、駆逐艦にはいつも通り効 くことを考えると、不用意な用兵は、自滅の結果を招くだけでしょう。 3.射撃制限の撤廃と視界の変更の影響 これは実は大変大きいです。視界が狭くなったことにより、照明弾の運用に相当 気を使わなければならなくなった反面、レーダー搭載の優位がようやく出てきます。 また、射撃制限の撤廃により、米戦艦隊の運用如何によっては、敵先行部隊の各個 撃破も不可能ではありません。しかしながら、当然相手もそれ相応の動きをとって くるでしょうから、実際にはそううまくはいかないと考えられます。また、照明弾 の制限が、結構厳しく効いてきて、最初の3〜4ターンは、有効な射撃は行えない ものと考えた方がいいでしょう。 以上を踏まえて、とりあえず戦術を考えてみます。 まず、基本方針ですが、「深追いはしない」です。当然といえば当然ですが、こ ちらは、まず、数で劣ります。即ち、勝利ポイント以前に、1隻当たりの重要さが 比較にならないわけです。従って、駆逐隊は、戦艦隊の至近でスクリーンとしての 運用に徹します。当然射撃障害とならない範囲でですが。ただ、各個撃破の機会は 逃さず、戦艦の大火力で一気に仕留めることを狙います。 次に、敵の動きの予想ですが、以下のように考えます。 1.<第1期> まだ前衛だけで戦闘している状態。積極的に魚雷を撃つことをせず、こちらの視 界に入ることを避ける可能性大。 2.<第2期> 主力が戦闘に参加してくる。照明弾の制限か解除され、砲撃戦が主体となる。雷 撃は、遠距離から網をかける形で行われると予想。水雷戦隊は間合いを詰める。 3.<第3期> 終盤、魚雷の命中などで米戦艦の速度が落ちた場合、全力でこれに止めを刺すべ く接近するものと考えられる。そうならなかった場合、重巡・巡戦は距離を維持し、 水雷戦隊だけが突入してくる。次発装填のサイクルを計算の上接近するだろう。 あまり従来の動きと違いはないと思いますが、日本側は、各種のペナルティーに より、これらの戦術をより先鋭化した形で実施せざるをえないと考えます。なお、 敵がサボ島の北回りで出現する可能性ですが、やってきても大差無いと考えていま す。敵は、前衛との合流を考えてこちらを実施することも十分に考えられますが、 方針を変えるほどのものではないです。基本的に照明弾利用の遠距離射撃に変わり は無いですし、レーダーで遠からず動向は捉えられると思います。 とりあえず、最初は全体として北上してみて、敵の様子を見て対処したいと思い ます。駆逐隊1R5L、戦艦隊1R2L2 (いずれも同期移動)をやって、敵が接近するよ うなら全力で接近してこれを叩き、離脱するようなら、一旦南に退きます。魚雷の コースを確定させないためにも、ターン毎に針路を変えるのも一興。付かず離れず の臨機応変な動きで対処しようと考えています。 #IBS では、緻密な計画を立てても見事にぶっ壊れることが多い気がする。 #ただ、基本方針だけは決めておかないと、戦場で混乱するのもまた必至。 まあ、駆逐隊は「盾」としての運用に徹してみようと思いますが、これって1人 で指揮するから出来るような気もしますね。司令と部下の意志疎通は大変です。 あとは、「縦射を出来るだけ活用するがこだわりすぎない」「分射は厳禁」等の 一般的な基本原則を守って戦うことになるでしょう。 Plan end Assign begin ウイリス・A・リー Washington SouthDakota Walke Benham Preston Gwin Assign end Comment begin *** ウイリス・A・リー 司令からのコメント *** さてさて、どういう事になりますやら。このシナリオは長いのが特徴だからなあ。 あとは、シナリオの変更の結果が、どれだけ状況を左右するかですね。 Comment end