グルベンキャン美術館

Museu de Calouste Gulbenkian

ポルトガル・リスボン ★★ 500Esc 古代・古典

特に感想なし。このころはまだ日記に美術館について書いていなかった。石油王、グランベンキャン(アルメニア人)がポルトガルに寄贈したとか。金持ちは考えることが違う。大物になろう!

プラド美術館

Museo del Prado

スペイン・マドリッド ★★★ 250Pts 古典

グレコ、ゴヤのみ。かなりのセクションが閉鎖されていて、見られたのは半分ほど。館内は客が多く、それも見れる場所が限られていたのでうるさかった。すべてみれればもっと印象がよかったかも。

ソフィア王妃芸術センター

Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia

スペイン・マドリッド ★★★★ 250Pts 現代

基本的に現代の作品を展示していて、印象派の作品も多い。この美術館最大の目玉は、スペイン出身の画家、誰でも知っているピカソの”ゲルニカ”。あまりにも有名な作品だけど、とにかく大きなキャンバスに白と黒のみによって描かれている。基本的にスペインの美術館の警備はあまり厳しくないけど、ゲルニカの前には常時二人の警備員が立っていた。このゲルニカ、以前はプラド美術館にあったとか。壮大です!ピカソと言う人はまったく何を考えているのか。ミロはそれ以上に難解。あれで食っていければ…13番の部屋が面白かった。(館内地図を見よう)その他ダリの作品もあった。

ティッセン・ボルネミッサ美術館

Museo Thyssen Bornemisza

スペイン・マドリッド ★★★★ 500Pts 古典・近代・現代

全体的にこぎれいにまとまっていて、見やすい展示が印象的だった。3階から1階へ歩くと古典から現代までの作品が順に見て回れる。

国立考古学博物館

Museo Arquelógico

スペイン・マドリッド 500Pts 古代

美術館ではないが、”アルタミラの壁画”があるので載せた。本館のほうは考古学についてなので、非常に退屈。本館入り口のすぐ向かって左手に壁画用の地下室がある。壁自体が複製品で、何の面白味もない部屋。特別に興味のある人以外は行くだけ無駄。なんでガイドブックに載っていたのか疑うぐらい。

サンタ・クルス美術館

Museo de Santa Cruz

スペイン・トレド ★★ 100Pts 古典

ギリシャ出身の古典の巨匠エル・グレコ(スペインで活躍した)の作品が多いのがこの美術館。建物自体が古く、天井のはりなども歴史を感じさせる。作品自体はつまらなかった。

王立聖フェルナンド美術館

Museo Real Academia de Bellas Artes de San Fernando

スペイン・マドリッド ★★ 200Pts 古典

入り口は少しわかりにくい。宗教画中心で面白いものもあったけど、全体の30%ぐらいしか見れなかったので残念。ゴヤの作品があるらしかったけど、結局見れなかった。ドアが開いていて作品が見えているのに、その部屋に入れなかったりしてむかついた美術館。スペイン人よ、働け!!

県立美術館

Museo Provincial de Belas Artes

スペイン・セビーリャ ★★ 250Pts 古典

早朝に行ったせいか、館内はがらがらだった。町の中心から少し離れているけど、徒歩でも行ける距離だった。すべて宗教画で面白味はなし。

ピカソ美術館

Museu Picasso

スペイン・バルセロナ ★★★★★ 300Pts 近代・現代

少し小さな通りに入っていくとピカソ美術館がこぢんまりと建っている。開館後1時間ぐらいたって行ったけど、すでに列ができていて5分ぐらい待つことになった。美術館自体大きくないけど、内容は充実していた。ピカソの初期の作品や後期のデッサンなど普段見られない作品が多く、子供のころのいたずら書きなどもあったりして面白い。有名な”泣く女”等の作品や油絵は数点しか置いていない。ピカソの初期の精密なデッサンなどが他の画家同様にうまかったこともよく分かる。(ただ単に落書きのような作品を書いていたわけではない!)

カタルーニャ美術館

Museu d'Art de Catalunya

スペイン・バルセロナ ★★ 900Pts 古代・古典

基本的に博物館と宗教画中心の美術館の集合体。宗教画が苦手なのでそれほど感動もない。人がいなく館内はがらがら。がんばって宗教画を好きになろうと歩いたけど…時代絵巻きのようなものは一人一人の表情が面白かったぐらい。

ミロ美術館

Museu Fundació Joan Miró

スペイン・バルセロナ ★★★★ 400Pts 現代

ミロと他の現代の画家が中心に現代美術の育成のために立てたのがこの美術館。こじんまりしているけど、ミロを中心に現代の作品が展示してあった。現代といっても難しい作品ばかりでなく、子供っぽいミロの作品や強烈な個性をもった作品があって充実度あり。一階の入ってすぐ左には特別展示室があって、写真が多数あったけど個性のあるものばかりで面白かった。ゆっくり、この人は何を考えて作品を作ったかを考えながら見て歩くと面白いと思う。

ブレラ絵画館

Pinacoteca di Brera

イタリア・ミラノ ★★★ 8,000Lit 古典・近代

少しわかりにくい所にチケット売り場があって、苦労してみつけた時に見たチケット売り場の姉ちゃんはきれいだった。入ってすぐに印象派の作品が結構な量あった。久しぶりに印象派の作品を見たので新鮮だった。(どうも常時展示しているわけではない様子?)後はひたすら宗教画。日程的にイタリアに数日滞在するので宗教画を好きになろうと少し時間をかけてみた。

ポルディ・ペッツォーリ美術館

Museo Poldi Pezzoli

イタリア・ミラノ ★★ 10,000Lit 古典・その他

思ったより館内は大きかった。最初一回をぐるりと見て回るとこれで終わりか?と思うけど、噴水の近くの階段を見つけて上がる。2階の部屋は少し複雑で係員が場所ごとに進行方向を教えてくれる。宗教画と小物、彫刻が中心だけど、肖像画ばかりではなかったので飽きなかった。ふと目に留まる作品がそこそこあって館内をゆっくり回れた。客は少ない。

ダ・ヴィンチ科学技術博物館

Museo Nazionale della Scienza e della Tecnica "Leonardo da Vinci"

イタリア・ミラノ ★★ 6,000Lit その他

美術館ではないけど科学に関するありとあらゆる物をそろえた博物館。数だけでなく種類も豊富で”一日あっても足りない”とはこの博物館のこと。列車や船まで展示してあり、そのまま館内に丸ごと入れてあるのはすごいというか…閉まっている部屋があったり館内が複雑なので地図があっても迷うことは間違いない。

スフォルツェスコ城

Castello Sforzesco

イタリア・ミラノ ★★★ 0Lit 古典・その他

城の中に博物館と美術館が入っていてどちらもただ。作品の数が膨大なので、見ては休み見ては休みしながら歩こう。美術館は宗教画中心。博物館は石ころ(彫刻?)や装飾品が多くかなり大きい。城自体もきれいです。

アンブロジアーナ絵画館

Pinacoteca Ambrosiana

イタリア・ミラノ ★★★ 12,000Lit 古典

ヴァチカン美術館の”アテネの学堂”の下絵がある美術館。ラファエロの間の感想(”アテネの学堂”)はよくこれだけの下絵を書いたなと思った。4.5×7メートルぐらいの下絵は細部まで細かく手をぬかず描かれていて(当然?)、自分ならすぐに色を塗ったと思った。

美術歴史博物館

Musée d'Art et d'Histoire

スイス・ジュネーヴ ★★★ 0SF 古代・古典・近代

館内入ると長い大きな階段が左右に分かれているので2階にあがると印象派の作品がある。量は多くないもののモネ、ルノアール、ピサロ、シシリーなどの作品がある。地下階は博物館になっている。

アリアナ美術館

Musée Ariana

スイス・ジュネーヴ ★★ 0SF その他

陶器のみの美術館。ヨーロッパを中心に中国や日本のものも展示してある。中国の陶器はやはり強く、日本のものは2点しかなかった。

ピカソ美術館

Picasso Sammlung

スイス・ルツエルン ★★★★★ 3。00SF 近代・現代

入口が結構わかりにくいがロイス川に面した道から少し小道に入った所にある。ここには写真が多く展示してあって、ピカソが亡くなる前の20年ほどの間のジャクリーン婦人と過ごした生活風景が見られる。イブ・モンタン(俳優)との夕食会などの写真もある。ピカソが天才であったと同時に普通の人間だったことが分かる美術館。特に子供っぽいピカソの写真を見ると精神的に若かったのかなと感じさせられた。美術館自体は建物を入って2階から始まる。3階に婦人の油絵などがあり、作品自体は10枚ほどしかなかったはず。2階はデッサンや写真、4階と階段には写真がたくさん掛かっている。

市立美術館

Kunstmuseum

スイス・バーゼル ★★★★ 5.00SF 古典・近代

ここの2階には印象派の一通りの絵がある。ゴッホに久しぶりに会えた。中世の絵から近代まできれいに保存状態のいいものが展示されている。葉書が1.60SFと高かった。質量ともそろっているし、人も少なかったので数時間かけてもいいなと思った美術館。

チューリッヒ美術館

Kunsthaus Zürich

スイス・チューリッヒ ★★★★★ 7.00SF 古典・近代・現代

ここは絶対にお勧めの美術館。展示の仕方が他のものと根本的に違っていた。宗教画の間に現代の写真が急に現れたりして、”芸術”と硬く考えなくても遊び感覚で回れると思う。無意味と思えるような映像が永遠に流されていたり、立体的に見学者が美術品に触れたり、参加できるのが新鮮。しかめ顔をして考えなくても楽しめるように工夫されている。印象派の作品も十分にあって、ピカソ、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ゴヤ、ゴーギャン等一通りにそろっていて満足するはず。その反面展示の仕方が雑に見えるセクションもあったのが残念。(人の見方による?)

アカデミア美術館

Galleria dell' Accademia

イタリア・フィレンツエ ★★★★ 12,000Lit 古典

この美術館の目玉は何といってもミケランジェロの「ダヴィデ像」。最初に目に入った時、その大きさにとにかくたまげた。とにかく巨大で高さは5メートル以上ある。どこか他の美術館(ルーブル美術館?)で見たものとは比べ物にならないほど大きく迫力がある。館内にはミケランジェロの未完成の作品が5〜6体あって館内の突き当たりにダヴィデ像はある。作品の説明によると3年弱かけて作られたみたい。その他には宗教画中心でそのなかでもボッティツエリの絵が2枚あった。マリアと天使が描かれていたけど両方共に人間味を持たせていたみたいでぬくもりや暖かみがある。宗教画は普通、無表情で、どこかをじっと睨みつけていたり、うつろな表情をしたりして人間味がない。2階の展示物は見ることができなかった。とにかく「ダヴィデ像」は今までで見た彫刻の中でも一番迫力があってほかの物とはまったく存在感が違った。

サン・マルコ美術館

Museo di San Marco

イタリア・フィレンツエ ★★★★ 8,000Lit 古典

ここは「受胎告知」と「最後の晩餐」がメイン。2階への入口が少しわかりにくかったが、売店の先のトイレの看板にしたがって、2階への階段を上りきったらいきなり受胎告知が掛けてある。なにか不安そうなマリアと大天使ガブリエルの神妙な面持が印象的だった。宗教画を少しは好きになれるかもとも思った作品の一つ。2階の一部屋ずつにに一枚の絵が壁に直接書かれている。大体はキリストが磔になっていてそれを聖職者が嘆いたり祈ったりしている様子が描かれている。おそらく一部屋ごとに聖職者が生活していたのでは?一つ不思議だったのは”INRI”の文字が大体の十字架の上に書かれていること。(ラテン語である事は分かったが意味は忘れた。)

ヴァチカン美術館

Musei Vaticani

ヴァチカン市国(イタリア・ローマ) ★★★★★ 15,000Lit 古代・古典・近代・現代

この美術館はとにかく大きく、複雑で見学者も多いので丸一日かかってもすべての作品は見られないかも。20もの博物館、美術館、絵画館の集合体でそれぞれははっきり分けられているわけでもなく一つの巨大な連なった建物が各セクションごとに区分けされているよう。人の波をかき分けながらぐるぐる回らないと行けない。入口に時間別に4つのコースが設定してあって、最低1時間半ぐらいから最大半日などのコースが表示されているけど、それすら役に立たないぐらい。入口等で館内の周り方について説明してあるガイドブック等をうまく利用したほうがいいかも。古代の彫刻が中心で、それに加えて宗教画と近代・現代の作品が少しある。山ほどある作品の中のメインは何といってもシスティーナ礼拝堂。ここに立つと言葉が出ない。美術の教科書に載っていたあの絵がここにはある。もっとも有名なミケランジェロの「最後の審判」がある。「アダムの誕生」「人間の創造」など必ずどこかで見たことのある”あの”作品が天井から壁に書けてびっしり描かれている。作品自体の保存状態もよく、修復もされている。この部屋に入って腰から上に見えるほとんどの作品が迫ってくるといった感じ。ただ床は観光客で完全に埋め尽くされていて数分毎に係員が手をたたいてから5〜6分ごとに”静かに、写真はダメ”と放送している。感動することは保証できるけど本でも買ってじっくり後で見たほうがいいと思う。うるさすぎて鑑賞する気にはまったくならない。礼拝堂といっても祈っている人は一人もいない。その後は礼拝堂の脇を抜けて美術館にまた入り、最後にヴァチカンの郵便局に行くとそこで終わりだった。館内地図上では郵便局の後にも幾つかの美術館があったけど、閉まっていた。よくあること。(イタリア人も働かない?)もはや美術館の枠を超えているような見学者の数に驚くのも保証できる。

ボルゲーゼ美術館

Museo e Galleria Borghese

イタリア・ローマ ★★★ 12,000Lit 古典

入る時に見学者が多い場合はチケットが整理券代りになっていて指定時間に行かなくてはいけない。まず絵画館を見るために2〜3階(忘れた)に上がる。絵画はラファエロの作品数点あったぐらいで特に目立ったものはなかった。ただ宗教画もマリアの顔やしぐさに少し注目すると面白い。その後いったん庭に出てから建物の正面に渡り彫刻の間に入る。ボルゲーゼ公園でボーとする間に行くのもいいかも。

国立近代美術館

Galleria Nazionale d'Arte Moderna

イタリア・ローマ ★★ 8,000Lit 古典・近代

中に入ると見て回れる所はあまりない。古典の絵と同時に現代の作品もあり印象派のゴッホの作品等も数点置いてある。時間がなかったので…

ドゥオモ美術館

Museo dell' Opera di S.Maria del Fiore

イタリア・フィレンツエ ★★★ 10,000Lit 古典

彫刻と宝石類が多い美術館。十字架の中に骨があるのに注目。いろいろな部分の骨が入っていて、神秘性を出すために位の高い聖職者の物を入れたらしい。実際には普通の人のものを使ったとか。ミケランジェロの作品は美術館の1番最後に展示してある。一部屋まるごと展示してあるけど(小さい部屋)、あまりぱっとするものでもなかった。カントリエ(聖歌隊席)も展示してあった。

パラティーナ美術館

Galleria Palatina

イタリア・フィレンツエ ★★★ 12,000Lit 古典

ピッティ宮殿を入ってすぐ右側の階段を上ると入口がある。チケット売り場は一階にある。保存状態がよくて(修復してある)見やすい。イタリアに長期滞在すると宗教画を多数見られるので少しは面白味が分かってくる。時間がなかったのでゆっくり見られなかったのが残念。

ウフィツィ美術館

Galleria degli Uffizi

イタリア・フィレンツエ ★★★★★ 12,000Lit 古典

チケットを買うのに1時間ほど待たされた。数年前にテロリストによって館内の部屋や作品が爆破されたらしく、館内の人数制限をしているらしい。とにかく有名な絵が二つある。誰でも見たことがある「プリマヴェーラ(春)」と「ヴィーナスの誕生」。(両方共ボッティチェリの作品)二つ共に大きなキャンバスに描かれていた。「春」に描かれているいろいろな花の半分はフィレンツエで3月初旬から4月末まで、つまり春の間に咲いているらしい。上部に描かれているキューピットが目隠しをしているのは意図的に矢を射られないようにしているとか。ポストカードでも買ってじっくり見てほしい。その他にも男女の上半身が向かい合って描かれている絵がある。男(赤い服を着ていたはず)の鼻の上部がポッキッと折れたように描かれている絵がある。これは実際にこの男性が事故に遭って鼻の上部を損傷したらしい。見所が多くて館内の見学者の人数を制限してあるだけあってそこそこ見やすい。フィレンツエに来たら、イタリアに来たら来てほしい美術館。

グッゲンハイム美術館

Solomon R. Guggenheim Museum

イタリア・ヴェニス(ヴェネツィア) ★★★★★ 7,000Lit 近代・現代

サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会からアカデミア美術館に歩いている時に発見した美術館。グッゲンハイム美術館といえばニューヨークにある本館を思い出すが、こんな所にも別館があったとは。できるだけ運河沿いを進むと正門に当たる。この門自体がアートしていて鉄の網目模様の中に色ガラスが数個入っていて、近・現代の美術館であることがすぐ分かる。パンフレットが有料なのにがっかりしたけど(アメリカの美術館らしい)。中にはシャガール、ピカソ、ダリなどの現代寄りの作品があって、一番のお気に入りはピカソの「海水浴」だった。二人の女性(母親と娘?)が海岸で船の模型を使って遊んでいる様子を地平線の向うから誰か(父親?)が首を”にゅー”と伸ばして見守っている。イタリアの美術館はほとんどすべて宗教画やルネサンスのものばかりだったので、新鮮だった。中庭にカフェもあってコーヒーでも飲みながらパンフレットをじっくり読んで回ってもいいかも。中世の街ヴェニスで現代の作品を見るのも面白いかも。

アカデミア美術館

Galleria dell' Accademia

イタリア・ヴェニス ★★★ 12,000Lit 古典

思いがけずグッゲンハイムを見つけてしまったのでここは少し興味に欠けた。作品自体は宗教画中心。キリストとマリアの描かれ方に注目すると飽きずに回れるはず。2階のみ見学できた。各部屋にそれぞれの絵の説明が書かれたファイルがおいてあるのでそれを見ながら回るといいかも。(日本語なし)

フランケッティ美術館

Galleria G.Franchetti

イタリア・ヴェニス ★★ 6,000Lit 古典

カ・ドーロ(Ca' d'Oro)の中の2〜3階がこの美術館。ヴァポレットから降りて大通りに出る前に左手にある。特に特徴のない所で3階の古い壁画など美術館というより博物館という感じ。建物自体は他のものに比べて少し違うなというぐらい。

アルベルティーナ美術館

Albertina

オールトリア・ウィーン ★★★★ 20.00AS 古典・近代・現代

自分が行ったのは本館ではなく”美術アカデミー”の特別展示館。部屋数も少なく、白く塗られた壁に額縁がきれいにならべられていた。現代に近い作品と古典の作品が混じっていてデッサンなどもあった。ロンドンやシュトッツガルトなど各国の大都市を書いた作家の作品は明るく、光りがうまく取り入れられて印象的だった。ロンドン塔とタワーブリッジがなんとも言えないタッチで描いてありポストカードが買いたかったが特別展のせいか、おいてなくて非常に残念だった。全体的に暖かみがある作品が多く有名ではないものの見ごたえのある画家の作品が多かった。ウサギの一本一本の毛を細かに描いた作品があってとにかくうまかった。特展であればもう既に閉まっているかもしれない。

分離派展示館

Secession

オーストリア・ウィーン ★★★★ 40.00AS 現代

名前の通り我が道をゆく画家が設立した美術館。あまりに現代過ぎるのと同時に個性がありすぎるので理解に苦しむ作品も多いが、遊び心いっぱいでおもしろい。感じたままをキャンバスなり作品に載せているのがよく分かる。地下にはクリムトの絵が壁いっぱいに描かれていた。有名な絵だったのでこれだけはほっとしてみられた気がする。まず最初大きな部屋には、おおよそがらくたと思える物が多いが感じた”そのまま”が表されている物ばかり。タイトルを見て”なるほど”と思うものと”なんで?”と思うものと…とにかく自分なりに感じてみよう。地下の作品は切り抜きやポスターなどおおよそあらゆる物が壁に張ってあってこれについていけたら芸術家になれる?この建物自体も一つのオブジェで入口の上には赤い球状のものがのっかっていた。自分が行った時には工事中だったので残念。美術館を出た時の感想は”疲れた”だった。難しすぎたので四つ星です。

ウィーン美術史博物館 別館(新王宮)

Kunsthistorisches Museum(Annex)

オールトリア・ウィーン ★★ 15.00AS その他

鎧・武器・古楽器がきれいにずらりと並べていた。ドイツ語のみのヘッドホンが無料で貸し出されているけど、楽器の前に立つとその楽器の音が楽しめるので借りてみては?鎧・甲冑はきれいに磨いてあり、小さな細工が細かく施されていて、それらが数十体ずつ並んでいる。大きな美術館なのでそれなりに総てを見ようとすると時間がかかる。

ウィーン美術史博物館(本館)

Kunsthistorisches Museum(Main)

オーストリア・ウィーン ★★★★ 70.00AS 古典

ウィーンの多くの美術館は作品の保存状態がよく(修復)、また、展示の仕方がうまい。建物自体が古そうで、自然史博物館と対になっている。ブリューゲルの「バベルの塔」のほかはそれほど目立つ作品はなかったけど、見たいと思わせるものが多くて近・現代の作品にしか興味がなくても楽しめた。

オーストリア応用美術館

Österreichische Museum für angewandte Kunst

オーストリア・ウィーン ★★★★★ 45.00AS 現代

ここの展示のセンスはとにかく他のものと違う。本館のほうは超現代の作品が並んでいる。1〜3階までじっくり作品を見ながら上がってみよう。オノ・ヨーコの作品もあったはず。別館のほうは家具などが中心。このセクションのセンスは特にいい。ちょっとした物でも少し角度を変えるとこうなるのかと思わせられる。また、クレムトの作品が壁に描かれていたのもここ。地下に降りると日本の仏様なども展示してあるけど、オーストリア式の展示の仕方には少し笑ってしまう。頭を柔らかくして何も考えないほうがいいかも。美術館のShopもセンスのいい小物が多くキーホルダーやライターなど買ってみるといいかも。”安い”とはい言はないけど高すぎることもない。芸術は概して高いもの。数点買うと店のおじさんがポストカードをくれた。