攻合いゲーム 部分局面(サマンド)が標準形の手数木を用いて表わされるゲーム 地としてのスコアの概念はなく,純粋に対象ブロックの攻合いの勝敗だけが考慮の対象 各サマンドの領域内の対象ブロックは一つのみ 着手のルールは通常の囲碁と同様で,自殺手は禁止 サマンドの領域中のすべての相手方の対象ブロックのダメを先に0にした側の勝ち(最終着手時のみ自殺手も許される) これは,内ダメを持たない石同士の攻合いをモデル化したもの 攻合いゲームの解析法 最小の価値の着手が温度 0 のダメへの着手であるような囲碁のヨセ局面の解析には「 1 度の冷却」が役立った 一方,攻合いゲームでは 1 度の着手が最小の価値の着手 攻合いゲームは 1 度の冷却によってまずヨセ局面と同等のゲームになり,そこからさらに 1 度冷却することによって局面評価ができる 攻合いゲームの解析には「 2 度の冷却」が有効