物語T 7/15〜7/24
ここからはメインの旅行記に入ります。旅行中にやったこと、訪ねたところ、観光地についてだらだら書いているので長くなります。忍耐強い人は読んでください。
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何と初日から 寝坊!時計を見た瞬間”俺らしい!”と思いつつ(感心してる場合ではない)、急いで出かける準備をする。(当然前日にほとんどは済んでいます)午後3時に家を出発して地下鉄でVictoria駅へ。この駅はいつも語学学校に行く時に使ってたので使い慣れているけど、ドーバー行きの列車が出ているとは知らなかった。とりあえず駅に着いたのが4時半頃。駅に入って左の方(大きすぎて誰にも”左”は分からないと思うけど)にフランスに行く国際列車と船の予約オフィースがある。ドーヴァーまで2時間強。大英帝国の首都ロンドン。他のヨーロッパの街と比べて思ったより観光地が少ないと感じるかもしれないけどアメリカのように自己主張をするものばかりでないのがロンドン。一つ裏の路地にポツンとある老舗やマーケット、あまりにも巨大すぎる(?)公園にパブがあればこれでロンドンができてしまう。ミュージカルも忘れずに。サッカーも。 |
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駅に着くとタクシーでフェリー乗り場へ。確か2社フェリー会社があったけど”P&O Stena Line”と言う会社でフランス・カレーへ。手荷物チェック、ボディーチェック、パスポートチェックの後、 島国イギリスからユーラシア大陸へ出発。船から見たドーヴァーの海岸は白くて絵葉書のようだった。 |
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留学中なので、イギリス人については良い面よりも悪い面によく目がいく。(人間そんなもんです)イギリス人は一言で言うと 個人主義かつ合理的であり、これが良い面も悪い面も作り出す。良い面の一つは干渉しないこと。他人が何をしようが自分は自分であり、服装がどうであろうが人種がどうであろうが髪が真っ赤であろうが表面上はどうでも良い。(だからファッションセンスがない人種といわれている?)極端言うと、"How are you ?"と聞いて相手が"Yes"と言おうが"No"と言おうが関係ない。ただ単に"Fine"と言おう。(極端です)同時に自分の考え方がすべてであり、日本人のように他人に流されない。(だからファッションセンスが悪い?)ここは多いに見習うべき所だと思うけど。その結果近づきにくく、Gentlemanとは名ばかりで親切心をあまり表に出そうとはしない。また歴史の関係で”イギリスが世界一”と思っている人が多く、他の人種を見下すこともあり(あからさまに)店のカウンターで品物を持って待っていても店員は隣の人と喋っていることも多い。(むかつく!アジア人の時だけひどく見えるけど)同時に、この国ではお客様はただの”客”であり、サービスの”サ”の字もないのがイギリス。(今までの経験から日本のサービスは世界中でダントツ一番)英語には”The customer is always right."ということわざがあるけど、日本語には”お客様は神様”という格言がある。他人をあまり信じないのもイギリス人で、いつもなにか疑っている気がある。(会話の中で聞き流すのが多いのもイギリス人)働くのが嫌いなのもイギリス人で、先進国の中でも生産効率が低いとか。外から入ってきた文化にしても自分たちの気に入ったものにしか興味を示さず、最近の日本ブームにしても入っているのは”寿司”だけ。改良という言葉から程遠い感じがする。(だから世界中から集まった料理があるのにまずい飯しかないのかも?)イギリスに住むとよく分るのが料理のまずさ。イギリス料理のレストランに行って(あったらの話)机の上にあるものは?テーブルマナーだけだそうです。茹でただけの野菜に塩とコショウで焼いただけの肉が皿の上に乗っていても気にしないように。生きるためです。そんな(?)彼ら曰く素材そのものの味を味わうのがイギリス流だとか。だからテーブルの上には胡椒とケチャップ、マヨネーズがのっていて自分で味付けをするのがイギリス式。イギリス人は古いものが大好き。ロンドンの店に並ぶ電気製品が数年前のものなのには納得?(もちろんすべてではないけど)アンティークという言葉がよく似合うのはやはりイギリス人。あまり知られていないことは動物好き。TVをつけると動物の番組が多い。(あのMr. Beanですら熊のぬいぐるみを肌身はなさずに持っているくらい)むつごろうさんはイギリスに行くべき?最近人気のガーデニング。日本庭園とは全く違って部屋の模様替えをするようにきれいに庭を飾りつける。部屋の模様替え自体もイギリスらしい。(Changing Room)部屋の壁から天井まで真っ白にペンキを塗ったり家具を自分で作ったりするのは楽しそう。おっと、もう一つ、日本人が散々本音と建前を使い分けると言われているのに対し、イギリス人は"Thank you"を使い分ける。伝説的な逸話が残っている。冗談と作者の個人的体験によってこの章は誇張されている箇所があります。あしからず。 |
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ちょっと肩がぶつかっただけでもごめんなさいと紳士的に誤るのに対して、車をぶつけても誤らないのがイギリス人。 日本人が車を運転していた時にイギリス人に後ろから衝突されたらしい。日本人ならすぐに車を降りて謝りにいくのにそのイギリス人は一向に車を降りてくる気配がない。その日本人は5分ぐらいずっと待っていたところ(日本人は我慢強い)、やっとイギリス人が降りてきて伝説的なセリフをはく。”大丈夫か?”これにはもう笑ってしまうしかない。日本人は当然頭に来ていたらしく”なぜ誤らないんだ”と言うが一向に誤る気配はない。散々議論した挙げ句にやっと一言ぽつりと誤ったらしい。イギリスでは誤ることは自分の非を完全に認めることになるので、そのためあれこれ言い訳をするように子供のころからみっちり教育されている。(口喧嘩では日本人は負ける)例えあなたが典型的な日本人でもイギリスでは誤ることは控えめに。(だから日本人は違った意味で”礼儀正しい”などと勘違いされている。)運良く(?)イギリスで車をぶつけてしまったら"Are you OK ?"と聞いてみよう。(当然100%、誤れといわれます。) |
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船に乗ること2時間ほど。午後10時頃到着。予定は1時間半のはずだけど…船の中には免税店も在ったけど、時間が遅かったのか閉まっていた。 煙草が…カレーに着くとさっそくパリへ出発、と行きたいところが列車はすでになかった。仕方なくフェリー乗り場で夜を明かす。先に着いた旅行者が20人ほどいて、すでに寝袋で寝ている人もいる。テキサスから来たカップルと少し喋って、かばんを枕代わりに熟睡する。貧乏旅行の始まりです。(寝坊したのが悪いだけだと思うけど。) |
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6時間 足止めされた後、早朝5時頃にバスに乗り(無料)、カレーを出発。 |
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到着後すぐに地下鉄でモンパルナス駅へ。最初の観光地に近づくためにTGVを利用してレンスまで移動。 文化の国、フランス。その首都で芸術の都、パリ。美術、文学、映画、演劇、料理。女性雑誌がパリの特集さえしておけば1年中飯を食べれるのもうなずける。街を歩けばそこら中に美術館が立っていてそれに加えて画廊、劇場、アトリエなど何もかもが芸術一色。歩きつかれたらフランス料理を堪能し次の日はまた美術三昧。 |
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TGVは日本の新幹線のように専用の車線を走るわけでないので フランスの黄色い麦畑やトウモロコシ畑が窓越しに見えて、どこか違うところに来たなと感じる。(イギリスの田舎は牧草地が多くてこれとは違う。)ル・マンでTGVを降りて、ローカル線でレンスへ。駅に着いて乗り換えの列車を探してもすぐに出発するものがないので遅い昼食をクロワッサンとコーヒーで取る。 |
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5時に駅に到着。 最初の観光地![]() |
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駅までの道程を1キロぐらい歩いたところで一台の車が止まった。ヒッチハイクのサインをしていたわけではないのでびっくりしたけど、やさしい人もいるなと思って窓越しに話しかける。見た所、モン・サン・ミッシェルから帰る 一組の夫婦。とにかく乗り込んで近くの駅まで乗せてもらうことに。初めはあまり信じていなかったけど話しているうちにもう少し大きい駅(ランス)まで連れて行ってもらうことに。ランスに着くと突然女の人が降りてしまう。成り行きに任せていると彼が家に用事があるので帰ると言い出す。家に着くと一人の男性が彼の家を夏期の間借りるとかで家の中を案内されていた。結構高そうな家で、どう見てもちょっとしたお金持ち。その後、することもなかったので紅茶をごちそうになる。と、突然彼が香水をほっぺたに付けて嗅いでみろと言い出す。(ゲイ度:50%)なすがままに嗅いだ後しばらくして、彼が夕食でも食っていけと言い出す。ここで下手に出るのは火に油を注ぐようなもの。仕方なくサラダを切ったりして手伝っていると、あっという間にテーブルはきれいに皿がならべられてろうそくまでのっている。最後の晩餐!そのうちワインでも飲まないかと言われる。おれは酒が飲めない。ここで酔っぱらってまな板の上の鯉になってはいけないと思いつつも断ることはできなかった。時計は11時を回り、意図的に時計を数度見た。早く帰りたいことをどうしても伝えたかった。そして、自分の耳を疑う大発言。"How do you think about gay people ?" (ゲイ度:完璧・本物)もう体中の血液が血管の中で幼稚園の子供のようにキーキー言っている。心臓の回転数は六千回転を越えていた。結局ユースホステルに連れて行ってくれる様子だったけど。玄関を出る時に痛恨の一撃 車で送ってくれたけど、着いた時に心の中で助かった!と叫んでいた。おっと、もう一つ。ユースに行く途中に彼が”この後ここに行くんだ”と居酒屋を指差す。居酒屋を英語に訳すと”パブ”。もう一つ、”バー”にもなる。この場合は”ゲイバー”。”ご自由にどうぞ!”と思いつつ、”ちゃんと連れていってくれますように”と心の底から願った。これがゲイ専用のユースだったりしたら面白かったかもしれないけど、笑い事ではなかっただろう… |
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長い一日が終わる。これが長い2ヶ月の旅行の2日目に起こるから面白い。”なにか楽しい旅になりそう”と思いつつ 無事に一人で床に着けたことを訳もなく感謝。おやすみなさい。 |
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朝7時起床。お金を払うためにフロントに行くと日本語の本を発見。題名ずばり 「大物になる頭の使い方」。(知的生きかた文庫・見山 敏)けっかいな本だと思ったけど、”旅に本があるといいかな”と思いリュックにほうり込む。予定外(?)にランスに来れたのでさっそく出発。(朝食なし)少し冷たい朝風の中、近くにいたはにかみ屋のきれいなフランスのねえちゃんに道を聞いて、バスで駅へ。友達に会うためにナントへ。 |
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駅に着いて電話をしてしばらくすると、プジョーに乗って友達のニコラとその彼女が登場。 |
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ニコラ :同い年のフランス人。冗談好きでいつも笑っているけど、フランス人の笑顔でかっこいい。フランス語で数字の4を自分が発音するとその完璧な発音にいつも笑う面白い奴。お酒はダメ。 |
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フランス車で現れるところが彼らしいと思いつつ(当然?)、その足で昼食を取るためにナントの中心部へ。何を食べたか忘れたけど 美味しかった。ぶらぶらナントを散歩した後にニコラ宅へ。その後ニコラの彼女の家で夕食を取ってボーリング。今夜は身の危険を感じずに眠れそう。 |
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今日は ロワール地方の古城巡り。ニコラが車で連れて行ってくれるみたい。朝起きて朝食を取った後にサンドイッチを作って出発。![]() ![]() ![]() |
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朝起きると空は快晴。朝食を取る間もなく出発。近くのスーパーでフルーツとクロワッサンを買って駅へ向かう。どうも フランス人の会話は美しすぎる。”ボンジュール”などと言われると体から力が抜けてしまいそう。とにかく駅に着いてニコラとはひとまずお別れ。とにかくお世話になって、楽しかった。ぜひ日本に来てほしいけどなかなかそうも行かないだろうけど。”オー・ルボワール”、”メルスィー・ボーク”。 |
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言わずと知れたワインの町。人工23万人、フランス第6の都市。 とりあえずここから 本当の一人旅が始まる。目先の目的地は西。先にポルトガルに行っておこうと思って、スペインを通り抜けてリスボンへ行く予定。ワインの街で有名なボルドーには乗り換え時間の関係で途中下車。時刻表の上では2時間しか余裕がなかったのでタクシーで![]() |
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イルンは スペインの国境の町。乗り換えのために降りたけど両替所がない。ATMもなかったので何も買えない、何も食べれない。(現金がない)仕方なく次の列車に乗り込む。 |
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いきなり追加料金を取られる。11時間の列車の旅だけど、列車の中ではいつも寝てるからそれほどきつくはないけど。 |
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今回はフランス人と話す機会はニコラ以外あまりなかったけど、前回の感想だと 少し気難しい人が多いみたい。英語を話す人はかなり多いけど、どうも話したがらない人が多い。(おそらくこれがフランス人に対する第一印象)友人(フランス人)はフランス人は英語があまり喋れないからだと言うけど、自分からするとどう見てもフランス語に固執しすぎ。英語でいきなり話しかけると多くの場合、あからさまにいやそうな顔をする。ただ一般的に教養がかなりあって、あからさまに”馬鹿”なことをする人は見かけない。基本的に古いものを大切にするので時に新しいものを受け入れないのも特徴。(だからフランスのディズニーランドは年中がらがら?)エッフェル塔ができた時パリの市民が散々にこけおろしたことは有名。日本との文化交流は日本の圧倒的輸入超過状態が続いているけど日本の浮世絵がモネやゴッホに影響を与えたこともある。(「睡蓮」を見よう)実際モネの家には日本庭園のみでなく膨大な浮世絵のコレクションがあるとか。ヨーロッパの中でもまだ日本文化が浸透している様子。(ほとんど他と変らないけど)ファッションにしては一般的に見て敏感らしく、どこかの国の人のように(自分の国を"Great"とか呼んでいる国民)のように粗野な物は着ていない。ただヨーロッパで一番臭い国民なのは確か。(フランス人が年間に使う石鹸の量イギリス人が使うものの半分にも満たない。)フランスの香水があれだけ有名なのもうなずける。(必要は発明の母?)あのルイ・14世等の華やかなフランス宮廷の女性でさえ下着を着けていなかったのを知っていますか?(ふんどしはすばらしい?)それに加えフランス料理はにんにくを山ほど使う料理です!?何だかんだ言ってフランス語のあの官能的な発音にはとろけそうになるけど。(実際フランス人もそう考えているから外国語をしゃべらない)パリでは特に日本人に対する評判は特に悪い様子。(ブテックで服を買いあさる方々のせいですよ!) |
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ヨーロッパの最先端に位置しているポルトガルの首都リスボン。かつてこのリスボン港から多くの冒険家が世界に出て行った。(だからブラジル人はポルトガル語を話す)日本もかつてこの国から文化を吸収している。今ポルトガルに残るのは世界を征服したかつての栄光ではなく青い空と白い町並みのみ。 朝の8時前にポルトガルに入る。パスポートチェックはあったけどスタンプは押してもらえなかった。予定より2時間遅れてリスボン入り。忘れていたけど 時差が一時間あるので1時間遅れ。とりあえず動き出そうとコインロッカーを探したけど現金がない。現金がないと物も買えなければ荷物も預けられない。英語表示がないし、誰も英語が喋れないので駅から少し歩いて銀行へ。これがATMか?確か駅にあったような…とりあえず身軽になったのでタクシーでロシオ広場へ。フォス宮にあるインフォメーションで地図を手にいれてロシオ駅の近くのケーブルカー乗り場へ。このケーブルカーの雰囲気はなにか独特。観光客も多いけど地元の人も使っていて買い物帰りのおばさんも多かったりする。電車自体最初から傾いていて、住宅街の曲がりくねった坂を登っていく。ケーブルカーを降りると![]() ![]() |
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シントラは終着駅。リスボンから少し内陸に入った小さな町。 まず駅から中心部まで2〜3キロほどの道程をバックパックをしょって歩く。(駅にロッカーがない)インフォメーションを見つけてまず宿を捜したかったけど駅の近くにしかないらしい。仕方ないので歩いてまた帰ると駅にホテルの予約要の窓口があった。シーズンだったみたいで、安い宿はすべてうまっていたので1万円以上のものしかないとか。安いものがよかったので、普通の人の家に泊めてもらうことに。ただ値段が5000Esc。(4000円弱)ポルトガルでは高すぎると思ったけど、これからリスボンに帰るわけにも行かないと思い決定。普通の家の普通の部屋で夕食・朝食なし。仕方なく夕食を取りに外に出てレストランを探そうにもないので、スーパーでなにか食べる物を見つけて帰る。困った。計画を立てないと。 |
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まずは重いバックパックとリュック(しかたない)を背負って ![]() |
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とにもかくにも駅で荷物を預けてすぐに出発。次の目的地は街の少し西にあるので列車を使う。(10分程)この旅最初の美術館は |
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リスボン・カイソ・ド・ソドレ駅から3つ目ぐらいの駅で降りて、 ![]() ![]() |
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駅に着いて少し坂道を歩く。レストランもそこそこあり、魚介類を扱った所が多いので、帰りに行ってみてもいいかも。近づいて行くと下町のような雰囲気がしてくる。 洗濯物が乾してあったり子供が曲がりくねった通りで遊んでいたりして素朴なポルトガルの町並みなのかなと思いつつひたすら歩く。![]() |
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この列車、どうやら予約が必要な雰囲気 。席はほとんど予約の札が付けられている。とりあえず席に着いて発車するのを待つ。出発してしまえば何とかなる。隣の人はイタリア人でその人も予約をしていなかったみたい。スペインパスか何かを持っていなかったけどとにかく二人で待つしかない。そのうち出発の十分前ぐらいに後ろの人が追い出される。その人も予約をしてなかったみたいで座っていた席に予約をした人が来て残念ながら…その間自分達二人はとにかくどきどき。素知らぬ顔をして何とかやり過ごす。列車が動き出したので二人ともとにかく安心。そのうち車掌の検札が来たけど、隣のイタリア人はパスが効いたみたい。自分のほうは予想通り問題で、追加料金を払った挙げく、席を動かされた。とりあえず、予定通りマドリッドに行けるので問題なし。パスポートチェックもなく今夜は夜行で休息。 |
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スペインの一部のようにへばり付いているポルトガル。お隣スペインとは何もかも反対。 気候、人情も穏やか。闘牛でもポルトガルのものは牛を殺さない。みんなゆったりしていて、笑顔を忘れない人達。道を聞いても親身にガイドブックをにらみながら探してくれるような人が多い。英語をしゃべる人があまりいないので、単語で意思を伝えるか身振り手振りになることが多かったけど。ただ、道を聞いても知らない時、”知らない”と言いたくないのか必死で探すこともあり。挙げ句の果てにとんでもない方向に連れて行かれたりするので、旅行者は自分を信じるしかない?歴史の中に埋もれたポルトガルにはイギリス、フランス、ドイツ等のヨーロッパの先進国にはない何かがあるかも。 |
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陽気なスペイン人の中でもとりわけ陽気なマドリっ子。働かずレストランでべらべらくだらないことをしゃべっていそうなのがマドリっ子。他のヨーロッパの首都に比べて物価はかなり安い。 朝起きると列車の窓から見える空は 快晴だった。列車も定刻到着。いいことがありそう。時計の時差を直し、さっそくホテルを見つけて荷物を置いて観光開始。![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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朝起きてそのままアトーチャ駅へ。地下鉄の関係で思ったより時間がかかったけど何とか時間通り間に合う。 |
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春の離宮としてフェリペU世によって作られたものがアランフェスの王宮。町の中にはほとんど何もない。 今日は 郊外に出ようと思ってマドリッドを離れる。![]() |
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4世紀にも渡ってイスラム教徒に支配されていたトレド。エル・グレコ(ギリシャの画家です)の心を捉えて離さなかった中世のたたずまいが今も残っている。 駅に着くとみんな急に走り出す。目指す先は タクシー。ガイドブックになにか書いてあったのかも。トレドの町は小さな丘のようになっていてその三方をタホ川が流れている。歩き出すとすぐ左手にアルカンタラ橋が見えてくる。自分が違う道を歩いているのに気づくと、橋に向かってショートカット。橋をくぐって、丘の頂上へ一直線。![]() ![]() ![]() |
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今日はこれで終了。スーパーに行って食料品を買い込んでホテルへ。 今日の夕食はパンとフルーツと水。修行中です。 |
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7時起床。(信じられない?)今日も晴れ。昨日ホテルのおばちゃんが服を洗ってくれたので助かった。 旅行中の洗濯は非常につらい。大都市にはコインランドリーが幾つかあるけどどこにあるかは分からない。探す時間もないし、空いている時間に洗濯して2時間ほどつぶすのも馬鹿らしい。このホテルはきれいでなんでもやってくれたので助かった。シャワー・トイレ付き(ごく普通のホテルと同じ)で、朝食はない。これで2千円弱なら文句なし。電車の中でクロワッサンを食べながらセゴビアへ向かう。(美味しくない) |
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ローマ帝国時代に作られた水道橋が今も残るセゴビア。2000年もの歴史を刻んで今も残るのには驚き。 着いてすぐにタクシーで ![]() ![]() |
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列車の中では次の計画を立てるのに2時間かける。 いくら時刻表とにらめっこをしてもいい接続が見つからない。コルドバ・グラナダ間(南スペイン)の列車が見つけられない。南スペインの列車は最悪と聞いていたけど、これほど使いにくいとは。予約しないと他の列車は真昼間に走っている。そのうちマドリッドに到着。 |
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マドリッド到着後にすぐに ![]() |
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コルドバに着いて思ったより小さな街なのにびっくり。とりあえず時計の針は11時に近づこうという時間。宿を捜さないと 野宿するわけにはいかない。タクシーで中心地に行ってガイドブックに従って探せど見つからない。(いっつも)こういう時は誰かに聞くのが一番。旅を始めるとなんとなくこの人は知っていそうかそうでないかが分かるような気がしてくる。とりあえず目的の宿を捜してほっと一息。なんとかベッドの上で寝られる。今日はよく歩いた。 |