貧乏旅行中に食べた料理の紹介。口に合わない物はなかったし、それぞれ個性があっておいしかった。
特にイタリアはさすがに本場、スパゲティーをたらふく食べた。料理と呼べるぐらい立派な物ばかり載せているわけではないけど、それぐらい書かないとページが持たないので。星数は完全に個人的な味覚です。料理名 国名 星数(最大5つ)
千切りのキャベツ(青い)のスープ。
ジャガイモが少し入っていて、オリーブ油のせいか思ったよりすっぱかった。安いので一度は試してみてもいいかも。ただ結構探すのに苦労した。スペインといえばパエリヤ。
とにかくうまい。日本人にとってお米と魚介類は死ぬほど欠かせないが、パエリヤには両方入っている。パンと肉とジャガイモはヨーロッパのどこでも食べれるけど、米と魚介類が一緒に食べれるのはここぐらい?煮込んだお米の上に(チキンライスの上品な感じ)、ムール貝とシャコ、そして海老がのっている。量が少ないのがたまにキズで、他にもう一品ぐらい頼むと多すぎるし…このお米を煮込むスープの素(日本風に言うだしの素。)が非常に高いらしく、どうしても800円以上はしてしまう。鶏肉が入っているものや、イカスミパエリヤもあるのでぜひ試してほしい。ただ、安い所に行くと保温した米を使っていたりして”外れる”時もある。パエリヤと一緒に食べたのがこれ。オリーブオイルの
すっぱさが予想していたものと違ったけどそれなりに美味しかった。友人宅の近くで買った
クロワッサンはふんわりしていて空気が十分にパンの中に入っていた。甘さも適度。たまたま(朝買ったから)まだ暖かかったので余計美味しかった。フランス旅行中の朝食・昼食は駅構内で買ったクロワッサンとコーヒーが多かった。旅の途中、特に
南欧を歩いているととにかく喉が渇く。水ばっかり飲んでいると飽きるし、ジュースだとよけいに喉が渇く。また、あまり野菜を取っていなかったのでビダミン系がなかなか取れない。ただ果物を食べれば両方解決してしまう。果物といってもなかなか想像がつかないと思うけど、典型的な日本の果物(りんごやみかん等)ではなく、よく食べたのはネクタリン(Nectarine:辞書によると”つばいもも”)と呼ばれるフルーツ。日本では見たことがない。形は桃に似ていて匂いもあの桃の甘い匂いがする。(周りの皮はつるつるしている)ただ中身はスモモを甘くした感じ。とてもジューシーでうまく食べれば手も汚れない。また安い。それに桃やスモモ(形はスモモで色が黄色のものと濃い紫のものがある。)この西洋風のスモモ、中はとても甘い。ただ人工的なものではもちろんないので口の中にひつこく残ることもない。後旅の途中よく食べたのはメロン。外国ではメロンが驚くほど安い。一玉どの国でも200〜300円。スイスで買ったアーミーナイフで二つに切って、スーパーで買ったスプーンで丸ごと食べた。(おそらく20回以上)つくづく”日本の果物は高い!”と思った。 フォンデュ(Fondue) スイス ★★★友達に頼んで”朝食”として食べたのがこれ。
チーズに白ワインをベースに味付けをしたものに細切れのパンを入れ食べるのがフォンデュ。チーズの独特の匂いが強く、個性的な料理。友人いわく食べ方としては、二人でテーブルを挟み、一人が食べている間はもう一人がパンでチーズを”八の字型”にかき混ぜるのが正式とか。パンは先の尖った細長いフォークのようなものに突き刺す。チーズが少なくなってなべの底にできたおこげはスイスでは”おばあちゃん”と呼ばれているとか。かき回している時にパンをチーズの中に落とした人は罰として友人に飲み物をおごるのがしきたりとか。失礼なのではなく、あくまで遊び心です。とてもシンプル。スイスは物価が高かったので上記のフォンデュ以外は
自分で作ったサンドイッチしか食べていない。(マックのセットメニューが990円もする国です。)材料はスーパーで買ったフランスパン(細長いものがよし)、ハム(スモークサーモンも高いけどうまい)、マヨネーズ(チュウブ式が使いやすい)、最後にスイスで買ったアーミーナイフ。ナイフでパンを切ってマヨネーズをスプーンで塗り、ハムを挟んでパクリ。これがスイスで生きる道でした。ハムなどを使わず、ジャムだけで食べた時期もあったが(三食)、反動で高いものを買ってしまった。節約も程々に。 スパゲッティ・ボンゴレ イタリア ★★★★★イタリアは観光国なので料金は少し高めだったけど本場はまったく違った。
麺のゆで方もソースも完璧。オリーブオイルを結構使っているけどそれほど重いわけでもなく、二皿食べたこともあった。ボンゴレとはあさりスープのこと。(シーフードが好きな自分)トマトの駒ぎりかぶつ切りにしたものにあさりとオリーブオイル、ハーブ類が少し入っていた。後イタアリ人はスパゲティーを食べる時にスプーンは使わない。スプーンを使うのは外人だけ。フォークをうまく使ってさらりと食べてしまう。さすが本場。 ピザ イタリア ★★★★これほど劇的に違った食べ物もなかった。
ピザはたいてい冷凍したものを食べていたけど、まったく違う料理。ピザの作り方もまた本物。まず生地の固まりをへらのようなものですばやく四角に切り取る。粘土のようなようりょうで生地を丸めた後は平らに薄く生地を伸ばして行く。その後はトマトソースを生地の上に丸く広げて具をぱらぱらのせた後は釜に入れる。かまどは炭で熱してあって火力の調整はおがくず。ものの1〜2分で一枚のピザが焼けてしまう。電子レンジで焼くより早いかも。空中に生地を飛ばして伸ばしたりはしない見たい。一つ作った後もすぐに次の物を作り始める。生地が薄く、直火なので焼きすぎるとすぐに真っ黒。実際に失敗していて生地だけ再度焼いて最後に具を上にのせていた。生地は薄く延ばしてあり、とにかくパリッとしている。具もジューシーで全体的に薄っぺらかった。ただ、結構胃が持たれるほど油っぽかったのも事実。いか自体も入っていて思ったほど真っ黒ではなかった。ゆで加減といいスープといい最高。イカ墨の
塩味がスペインで食べたイカスミパエリヤを思い出した。 ムサカ(Mousaka) ギリシャ ★ジャガイモとミンチ、ナスのはさみ焼き。
味が重く、腹に響いてあまり美味しいものでもなかった。その後はスパゲッティをギリシャでは食べた。ウーゾと呼ばれるギリシャのお酒がサービスで出てきたけど、かなりきつそう。透明なお酒なのに、水で割ると白く濁る不思議なお酒。 アイスコーヒー ギリシャ ★★★★暑いギリシャで
甘すぎるぐらい甘いグリークコーヒーを飲もう。砂糖が下のほうに溜まっていて最後のほうはひつこいぐらい甘い。ただ、なぜかギリシャの暑さとあってよく飲んだ。 市庁舎公園の屋台 オーストリア・ウィーン ★★夏期のウィーンにいると夜8時ぐらいになると市庁舎公園のほうから音がする。野外のオペラを楽しむ人が集まっていた。
市庁舎に巨大なスクリーンが取り付けられその周りに屋台が集まっている。値段もそこそこで、中華(中国人は力強い。だから”ゴキブリ”と呼ばれるのだろうか?)から魚介類の素焼き、ソーセージからアルコール類までいろいろあった。オペラを気軽に見ながら野外で夕食を取るのもなかなか新鮮だった。ただ夜は夏場でも結構冷えてくるので(動かないから)セーター等が必要かも。 ムール貝の白ワイン煮 ベルギー★★★★これほど腹一杯になって満足したの料理もなかなかない。
ムール貝がどんと1キロ出てきて、それにフライドポテトがついてくる。ムール外はあさりに味が似ていて、下のほうのスープが最高にうまい。ムール貝に少し飽きるとポテトを食べ、また貝を食べる。残念だったのは、白ワインのアルコールがかなり残っていたこと。ビールも有名なので、旅の終わりにアルコールと一緒にたらふく食べてしまった。見ての通りあまりたいした物は食べていない。
主にサンドイッチとフルーツと飲み物で2ヶ月間をしのいだ。友達の家で食べた料理のほうが印象に残っている。レストランに入ると結構高いし、一人旅だったので、一人でレストランに入るのも気が乗らなかったのもあるかも。以上です。