いいこと教えます!!

修行僧のように旅して周った中から幾つか役に立つことを伝授します。キーワードは”初心に返ろう”です。日本国内の旅行やツアー旅行とは勘違いしないように。ここからは絶対にガイドブックに載らないようなことが多いので参考になると思うけど…

 旅のプランは大胆に?正確に?の巻

 どこにでも行けるということは、どこに行くかを自分で決める必要があるということ。どこにでも行けるためにどこに行くかを大体決めておく必要がある。長期の旅になると特に大変。一番簡単なのはヨーロッパを右回りか左回りに回るルート。自分はとりあえずロンドン発の左回りのルートに決めた。そうすれば、時間があれば北欧にも足を伸ばせると思ったから。時間がなければデンマーク止まりでブリュッセルかパリからロンドン行きのユーロスターにいつでも乗れる。(最終目的地はロンドンだったので)右回りだと2ヶ月終わった時点でイタリアにいたなんてことになりかねない。旅の出発地点と終了地点は航空券の関係で大抵の人は決まっているはず。そこから自分の行きたい町を選び最短距離をペンで結ぶとそれがルートになる。あくまで大胆に最初は決めておかないと、ツアー旅行のように細かく予定を作っても実現することはまずない。それから、目先2〜3日の予定をかなり正確に立てる。正確にというのは、ガイドブックを調べ、行きたい場所の開演時間等を調べ、大体行きたい所にその期間で回れるかを調べなければ行けない。正確に決めておく必要があるのは交通機関のため。長距離や国際列車の予約をする必要があるのにしていないと、同じ場所で半日または一日足止めを食うことになる。もったいない。特にスペイン・イタリアの予約状況は夏期には大変な混雑になり、2〜3日前に予約に行ってもほとんど不可能。(夜行列車はまず無理)それに対して中欧になると予約は比較的楽になる。また、漠然と”スイスに入ろう”と思っていても、スイスにはフランス経由、イタリア、ドイツ、オーストリア経由といろいろある。国内の計画にしてもイタリアなどは南北に細長いので計画が立て易いが、ドイツなどは最悪。四角い形をしている上、観光都市が多く、自分のルートを見れば分かるが(ヨーロッパ地図:まだです)グチャグチャだった。気楽に旅をしたいのは当然だけど、効率よく回る為(いい旅をするためには)にはそれなりに計画を立てよう。気をつけたいのは月曜日月曜日は美術館・博物館などがたいてい閉まってしまう。大きな街に行って月曜日に開いている所を先に済ましておこう。後、曲者は南欧のシエスタ(お昼ね)。南欧では昼寝の習慣が一つの文化になっていて、昼の1〜3時ぐらいまで閉まっている建物が多い。事前にチェックしておかないとうまく計画が立てられない。

 洗面所は何処?の巻

 朝早く夜行で目的地に着いた。寝ぼけ眼(まなこ)に目をこすりつつ重い荷物を背負ってプラットフォームに降りる。まず最初にすることとは?歯を磨き、顔を洗うことでは?そうするとトイレが洗面所になってしまう。トイレで歯を磨き、顔を洗い、髪をいじる?汚いと思うなかれ。ヨーロッパの大きな駅のトイレは料金を徴収するところがほとんど。料金を取るからにはきれいなのである。(例外はたくさん在るが…)バックパッカーが朝のトイレに多いのもこのため。特に夏の南欧は暑く顔を洗うことが多い。さっぱりした気持ちで毎日を始めよう。

 バックパッカー大きなリュックを背負って長期の間旅をする人たち。多くは若者で、グループから一人旅をする人までさまざま。一般的に、寝袋とシーツ・ござ、なべやガスバーナーなどの簡単な調理器具からテントまで運んでいる人がいる。自分もバックパッカーだった。

 トイレの料金: これは場所と国によってまちまち。50円〜100円といったところ。スイスのいくつかの駅では大と小で料金が違う!?(女の人は関係ないが…)徴収方法は二通り。コイン式の所と、係員に直接手渡す所。コイン式のときは、小銭が無いと入れない。

 トイレは何処?の巻

 旅行中であろうがいつであろうが生理現象は起きるべくして起きる。地方の小さな駅を除いて駅構内のトイレではお金を払う必要がある。(上記を参考に)たいした料金でないので気にすることはないが、問題は大きな駅でも夜間は鍵が掛けられていること。少しでも節約したい人や夜間にトイレに行きたい人にはこういった方法は?(実際に数回やった。)要は駅にいることを忘れずに!!駅には列車が停車している。列車の中のトイレはただである。プラットフォームにある列車の掲示板を見て10分以上停車するような列車を探そう。国際線などは駅に10〜20分停車している物が多い。もちろん列車は使用する前に係員によって掃除されるので何処の国でも清潔なのは補償できる。”列車が駅に停車していると”思わずに、トイレが停車していると思っては?ただし、動き出す前に必ず降りるように!”そのまま動き出した”なんていうのは笑い話にしかならない。さあ、どのトイレを使おうかな?(追加:ヨーロッパの大きな駅のトイレには、シャワー室が有ることが多い。)料金は千円程度。リフレッシュしたい時にはどうぞ。)

 コインロッカ―は僕らの味方の巻

 長期の旅行をする時にはどうしても大きな荷物をいっしょに運ばなければ行けない。そういう時にコインロッカーは大変に役立つ。うれしいことに、ヨーロッパのほとんどの駅にはコインロッカー手荷物預かり所が設置してあって重い荷物で悩むことはほとんど無い。コインロッカーは3種類あって、1つは日本と同じように鍵式の物使い方は日本とまったく同じ。次に番号式。使い方は荷物を入れてドアを閉じ、お金を入れるとレシートが出てくる。このレシートを間違っても捨てたりしないように荷物を取り出す時にレシートに書かれた番号を打ち込むとロッカーは開く。最後にカード式。これはレシート式とよく似ていてレシートの変わりにカード(紙の場合とプラスチックの場合がある)が出てくる。荷物を取り出す時にカードを機械に差し込めばいいだけ。いたって簡単。料金制度は日本と同じで24時間単位。24時間を超えると指示された額を入れないと取りだせない。場所によるが最高3日ぐらいは預けられる様子。それに対して、手荷物預かり所はより簡単。説明するまでも無い。ただ、料金体制が袋単位なので、まとめられる荷物はできるだけ他の袋に入れよう。また料金もコインロッカーに比べて高い。利点はたいていの物は預かってくれること。コインロッカーに入らないスーツケースから自転車などまで預かってくれる。基本的にコインロッカーと手荷物預かり所は選べない。コインロッカーがある場合にはたいてい手荷物預かり所はないし、反対も然り。コインロッカー代をケチるぐらいなら、旅行しないように。うまく使ってお土産をいっぱい持って帰ろう!!

 今日の寝床は?の巻

 食料費が削れない。パスを持っている旅行者にとって削れるのは宿泊代である夜行のコンパートメントに1人か2人の時はごろりとぐっすり寝ることも可能。また長距離を移動する人にとっても夜行で移動すると時間の節約になる。クシェットや寝台車を利用する人は別として、貧乏旅行者にこの方法はいかが?例えば、明日の目的地が現在地から非常に近い時はどうしよう?列車で1〜2時間。ユース・ホステルにつくのは午後10時以降になりそう、などという時。さて、夜行であろうが座席で寝るぶんはもちろんただ。(予約・追加料金を確認すること)そういう時には大都市に向けて出発し、途中引き返して明日の目的地に着くようにする。この引き返す地点が問題。行き過ぎると明日の目的地へ朝早くつけない。手前過ぎると朝の4〜5時に着いてしまい睡眠時間がしっかり取れない。そこら辺は時刻表をしっかり調べること。”出発したのはいいが、次の日の朝に目的地に着けない”のというのは問題外です。

 コンパートメント車両が小さな部屋に区切られていて、向きあわせて座席が置いてある。一部屋には6〜8人分の座席が向かい合って置いてある。座席は個別に別れているわけではなく、連なっていてアームレストなどは動くようになっている。その座席を前に引っ張ると一つの平らな部屋になる。(夜行列車に多い)

 クシェットと寝台車:簡単に言うとクシェット(Couchettes)は簡易寝台車寝台車(Sleeping Car)は日本の物より豪華な寝台車。クシェットは一晩2千円前後だが、”豪華”な寝台車はバカ高い。(五千円から2万円ぐらいまで。)どちらにも1・2等車があるが、クシェットの1等車はあまり見かけなかった。ただ、高い寝台車に載るぐらいなら、いいホテルでぐっすりしたほうがいいと思うが。(電車は電車でゆれる。)どちらも必ず予約が必要なので利用する時は忘れずに。

シーツは必要?の巻

 バックパッカーにはシーツを携帯している人が多い。旅になぜシーツが必要なのか?答えはユースホステルにある。南欧のユースホステルにはシーツを置いていないところがある。”南”の字のごとく、夏場は夜であろうと暑い。よって汚い。それが我慢できる貧乏旅行者にも問題はドイツなどのユースシーツが有料なユースがかなり多い。ただでさえ高いドイツのユース代にシーツ代が600円ほどする。ちりも積もれば…長期にわたって旅行する人にとってシーツは必要かもしれない。ただし、体力にあわせて持っていくか判断しよう。当然運ぶ荷物の中でも結構なスペースを取り、軽い物でもない。

 ユースホステル(Youth Hostel): ドイツが発祥の安い宿。ユースという言葉から若者向けであることには違いないが、指定年齢以上の人ももちろん泊まれる。(場所によって、指定年齢以上は泊まれない所や、追加料金をとる所がある。)国によってかなり違うが、次のような所が普通である。(夏期)

 チェックインは午後から。午後の2〜3時間の間閉まっている場合が多い。(掃除のため)予約は場所によってまちまち。予約は受付けない所も多い。

 駐車場はあまり無い。ユースホステルは定義上観光地の中心地に有るため、駐車場までは用意していない。必要な人は前もって確認すること。

 部屋は6〜8人部屋。他の人とシャワーやトイレを共有することになる。シャワーは個室の所もあれば仕切の無い所もある。基本的に男女別室。たまに8人以上のところもある。

 チェックイン時にパスポートが必要。国際ユース ホステルカードがある時はそれが変わりになる。(このカード、国際ユース ホステルを利用するたびにシールが貰えて6枚集めると次回の利用が割引になる。シールが有料な国(ドイツ)などもある。ユースで作ってもらえるので早目に手に入れよう。)

 クレッジットカードが使える所は3〜4割のユース。現金主義です。基本的に前払い。どんな事情でも払い戻しはほとんどしてもらえない。

 シーツや枕カバー等はカウンターで貰って自分でするのが基本。チェックアウト時にカウンターに持っていくのも基本です。

 夕食は有料でサービスが有る所と無い所がある。値段は安くはないし、味のほうもちょっと…旅行中なんだから外に出てその国々の料理を楽しもう。貧乏旅行者はスーパーマーケットという強い味方もいる。

 シャワー・門限・就寝時間等規則が有る所がほとんど。ユースの規則は厳しいです。シャワーは12時前まで、門限も深夜0〜1時、就寝時間は深夜0時が基本。みんな疲れて寝ているので10〜11時に電気を消すケースが多い。

 娯楽施設も少し有る。ビリヤードやゲーム機、卓球など。ビデオルームが有る所も。

 長期の旅行者にとって助かるのがコインランドリー。選択と乾燥で千円程かかるのが普通。中には節約のため自前の洗剤で洗った後、乾燥機だけを使用する人も見かけた。洗剤代は別料金なのが普通。(高くはない)注意すべきは乾燥機。この設定を間違えると半乾きになってしまう。多くの所で使用時間が決められていて、12時ぐらいまでなのが普通。残念ながら、コインランドリーを置いているユースは多くない。

 朝食は朝7〜9時の間。ユース代に含まれているのが普通で常にセルフサービス。典型的な内容は、トーストしていないパン、シリアル(コーン・フレーク)、ハム・チーズ、ジャムやマーガリン、飲み物(コーヒー、紅茶、オレンジジュース、牛乳)。食後に必ず自分で片づける。

 チェックアウトは9時までに。チェックアウト時には鍵とシーツを持っていくこと。パスポートを預けた場合には忘れずに受け取る。

 荷物を頼むと預かってくれる所が多い。同じ所に数日滞在する人や、その街の観光が終わるまでの間預けることができる。その場で聞いてみること。

 荷物の管理は自分で。あくまで自分の荷物は自分で管理しよう。誰かを信頼して盗まれたとか、シャワーを浴びている時に盗まれたとか言うのも自分の責任になる。現にユースでは”あれを盗まれた”なんていう話はよくよく聞く話。コインロッカーがある所があるので、うまく使おう。旅の間に貴重品等をなくすとそれで旅はほとんど終わったも同然。

あくまで一般的なユースの説明でした。要は軍隊のスタイルを多く利用している一番安い若者向けの宿です。国単位でユースの内容はかなり違う。ドイツ語圏(ドイツ・スイス・オーストリア)は施設が充実していて、清潔。それに比べ南欧は古く汚い。北欧やオランダ、デンマークもきれいで充実している。値段も地域によってかなり違う。その中でもドイツのユースはユース発祥の地だけあって設備は驚くほど充実している。(ただ値段が…)なお、英語圏(イギリス、アイルランド)では、ユースホステルは存在しない。その代わりにB&B(Bed & Breakfast そのまんま)と呼ばれる安い宿が有る。ユースをどう使うかで、旅の予算と快適さが断然変わることは確実!!

 お金を数えるな!の巻

 ショッピングは旅行の楽しみの一つ。ただ、日本と海外は違います。どんな所でも現金を財布から取り出して数えるようなことは絶対にしないでほしい。コインがじゃらじゃらあるので手のひらで数えるぐらいはしてもいいが(お勧めはしない)、紙幣を取り出して数えたりしないこと(誰も見ていない時は別だけど。)”日本人は金持ち”と海外では思われている。当然その手の人たちは旅行者の中でも日本人には一番チェックを入れています。大通りでは何も起きないであろうけど、人通りの少ない通りや地下鉄等でぱっとひったくられたらそれで終わり。いまだに日本は現金主義なのでカードや小切手がそれほど浸透していないせいもあるけど…外国人はカードでお金を運ぶので、多量の現金を持ち歩かないのが普通。できるだけクレジットカードで買い物をするようにして、現金を持ち歩かないように。どこでも三千円位を超えれば大抵カードを受け入れてくれるはず。(嫌な顔をされても気にしない!)(デパートなどは別)習慣とは恐い物でそれでもしてしまうが… 確率の問題です。喫茶店(CAFÉ)に入ってテーブルに財布を置いているような人にも言いたい。特におばさん連中!聞いているのか!

 日本は安い?の巻

 日本は物価が高いと言っても海外に比べて断然安い物がある。その中で旅行に必要な物の代表はやはりフィルム。海外のフィルムは非常に高い。特にヨーロッパのフィルムメーカは特にないので、アメリカ・日本からの輸入になる。また、税金が非常に高いため(消費税は10%を超える)普通36枚のフィルムで700〜800円はする。それが観光地になると、どんなフィルムも(24枚、感度100:一番安い)千円は超えると考えていい。APSもどこでも見つけることができるが、もちろん古いタイプに比べて高い。日本で必ず必要分にプラス余分買っておくことを強く勧める。また、乾電池が必要な人も日本で買ったほうがいい。特にカメラ用の乾電池は日本でさえ高いのが、海外になると2倍以上はするので。(特にカメラ用の乾電池を探すのは時に時間がかかる)乾電池の切れたカメラほど惨めな物もない。

 現金の入手?の巻

 旅行中にお金の心配は悩みの種。使いすぎては行けないし、かといって節約しすぎると旅行にならない。あまりショッピングをしない自分にとっては最低限度チケット代と食料、宿代ぐらいだったけど。(チケット代をケチるぐらいなら旅行に行くな!旅行中にあった日本人へ)そこに行くまでに結構なお金を使っているのに、そこでしか見られないものを見ないのはどうしてもばかげているとしか思えないけど。(人によるけど…)現金の入手の話を始めると、CITIBANKのキャッシュカードがお薦め。(クレジットカードだと現金の引き出しはあまりできない。)現金の入手は現地で大抵すると思う。新しい国に入ると何か食べるにしても、荷物をコインロッカーに入れるにしても現金が必要。そこでよく見かけたのが両替所の長い列。さあこれから観光しよう!という時に両替に1時間ぐらい取られる人も多い。それが、このキャッシュカードを持っているといつでもどこでも現金がすぐに引き落とせるヨーロッパにはATMが街中にたくさんあって、24時間営業。(壁にぼこっとATMが埋まっている)観光地であればほとんどATMを探すのに苦労することはない。また、CITIBANKはCIRRUSというカード会社と契約していて、CIRRUSはほぼ100%のATMで使用可能。お金をどこでどれくらい買えようかと心配する必要がないのは時間の節約なる。そのぶん観光にまわせばいい。ただ、一ヶ月に使用料がいくらとかいった規則が多く、手数料も他に比べて少し割高なので、長期の旅行者でないと全体的に見てマイナスになるかも。詳しくは自分で調べよう。CITIBANKのATMを使う時は日本語の説明があるので現地の言葉が分からない人にも楽です。

今の所思い付くのはこれぐらいです。

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